DRYな備忘録

Don't Repeat Yourself.

フィジカル式受験勉強法 〜焦りだけ先走っちゃう受験生へ

自分で今、資格試験勉強をしていて、自分が家庭教師・塾講師してた時のことを思い出したので、自分のために備忘録。やや体育会的な勉強方法。具体的には三つ。

 

1、『教訓ノート』

要点1:まとめノートを作らない。その代わり、問題集・過去問などやっていて間違えた問題は間違えた日時とともに必ず記録する。

要点2:しかも、答えをそのまま書かない。そのとき忘れていた・思いつかなかったキーワードだけを漠然と書いておく。あとで見返して「あれーこれ何だっけなー・・・」と微妙に思い出さないと思い出せないくらいにとどめる。

 

これは、試験直前になってめっちゃ威力を発揮する。自分の不得意分野が詰まった一問一答問題集のようになっていれば大成功。

 

2、『100点駆動勉強法』

要点1:ひたすら同じ年の過去問を、95〜100点取れるまで連続してやる。丸覚えでもいい。

要点2:95点を超えたら次の問題も同様にとりかかる。

要点3:忘れた頃(2週間後とか)に再び戻ってきてやってみる。意外に95点取れない。取れなかったら、進行を止めて、再びこの問題で95点取れるまで連続してやる。

これは、一番の目的は自分を嫌いにさせないこと。勉強をする上で一番の敵は「いっこうに出来るようにならない無力感」と「何から手を付けていいか分からない不安と焦燥感」。これを解決する。あと、連続で丸暗記とはいえ、100点取ると気持ちいいしね!

 

勉強効果の測定は、

測定1:初見から何回目で95点を達成できるようになったか?(どんどん短くなっていると、網羅的知識が定着してきた証拠)

測定2:初見問題で何点取れるようになったか?(初見で50点しか取れなかったのに、気づいたら70点取れるようになっていた、なんてことがよくある。初見のはずの問題に既視感を覚えたらこっちのもの)

 

3、『地雷式答え合わせ』

これは教師の協力が必要。上記で7割8割超えてきた頃に最適。

要点1:答え合わせはまず、点数と誤答の数だけを伝える。「このセクションでキミは3つ間違えてる」。どこを間違えているかは、本人に判断させる。

要点2:本人が「ここ間違えてると思う」と申告してきた問題について、本人の考えを聞きつつ、丁寧に解説する。

要点3:本人が「ここ間違えてると思う」と申告してこない問題については、解説しない。

 

これは、7割8割を超えてきたあたりに生まれる「根拠の無い自信」を取り除くことができる。これをやると、例えば「3つ間違えてるよ〜」と伝えたとき、だいたい5つくらいの申告があり、その数だけ解説が発生することになる。これによって、誤答した問題以外にも、潜在的に自信が無い問題を共有することができる

 

 

 

 

この3つを組み合わせると、ある時点から目に見えて効果が現れ、結局かなり効率的な得点上昇が確認できるハズ。

そこそこ地力があって、体力もあるけど、勉強に対して苦手意識があり、どうしていいか分からない無力感と焦燥感を持っている、といったタイプにハマる勉強法です。